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今大人気の韓国ドラマ「愛の不時着」を全話観終わったので感想を書きたいと思います。

ちなみにですが、僕は人間とは自分の感性を誰かに伝えたいし、他人の感性を知りたい生き物なんだと思っています。

皆さんは、面白かったテレビ番組を、翌日観てた友達と話すことありませんか?

そして、観てない友達にはその番組を薦めたり、説明したりしませんか?

そんな人間の心理があるので、僕は特に周りが誰も観ていない時についついネットで感想を観たくなるんですよね。

ただ、レビュー記事は1話ごとに書いてあることも多くて、内容もかなり詳細に書かれているのでどちらかというと解説記事が多い印象です。

なので僕は全話観た上での感想を書いていきたいと思います。

作品を観た人が面白さを共有したつもりになってくれる記事を目指したいと思いますので、特に監督とかキャストの情報とかは敢えて書かないようにしますのでご了承ください!

愛の不時着を観た感想(以降普通にネタバレあります)

正直日本のドラマより面白かったです。

この作品は韓国ドラマの中ではどれくらいの面白さなんでしょうか…。このレベルが普通ならかなり驚きますね。

何が面白かったか考えたんですがこのドラマはとにかく対比がうまく使われているなあと思いました。

韓国と北朝鮮の文化の対比

最初の主人公が北朝鮮の村に着くシーンですが、北朝鮮ではいまだに牛を引いて移動していたり、舗装されていない道路を子供達が呪文を唱えて行進し、けたたましいラジオから体操の音楽が流れ、ご婦人たちが笑顔で踊っているという…

まあ、のちに平壌ではもう少し栄えていたわけですが、最初のおぞましい雰囲気が伝わってきてめっちゃ怖かったんですよね笑

主人公と北朝鮮人との絡みもすれ違いコントのようで笑えました。特に北朝鮮側が得意げに北朝鮮の最新文化を紹介してるシーンが何回かあるんですが個人的に好きでした。

僕は中隊の皆様と耳野郎のやり取りはめっちゃ笑いました。

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そしてそんな絡みが慣れてくるころに、舞台が韓国に移ることでもう一回逆の立場で対比を作ってくれるんですよね。全く飽きなかったです!

主人公のお金持ちから貧乏という対比

この設定はうまいなあと思いました。もともと高級なものしか食べない、飲まないという設定や昼食は一人としか食べないという設定にしてました。

しかし、だんだんと庶民の食べ物が食べられるようになったり、大人数で食べることで美味しくなるということに気づいていきます。

食以外でも、物の価値を値段ではなく人々の関わり合いの中に見出していくという描写を見せることで、主人公の成長を描いているのです。

主人公が成長するに従って、僕らもだんだんと北朝鮮の普通を受け入れているんですよね。

禁断の愛すぎて結ばれた時の嬉しさが大きい

僕は恋愛要素よりも上記の北朝鮮と韓国の違いを描いたコメディを一番楽しんでいたかもしれません。

しかし、恋愛要素もなかなか設定がいいんだよなと思いました。

韓国と北朝鮮という壁、婚約が決まっている相手との愛という二重の障壁。

なかなかのハードルですよね…。

お互い、結構最初の方から惹かれあっているのに好きになるわけがないと思っている時期が一番楽しかったです。特に列車が止まる時に二人で日に当たるシーンが好きでした。

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韓国に帰った時や、相手が北朝鮮に戻った時は、もう2度と会えないんだろうなあと思わされたので

ラストで出会えたのはよかったです。

ただ、このドラマ、主人公の二人が生死をさまよいすぎてて流石に現実離れしてるなあとは思いました。笑

地味に気になる婚約者パート

僕は恋愛要素なら婚約者と詐欺師の方が気になってました。

主人公サイドとは異なり、男性側が最初に好きになって積極的に口説いていくんですよね。

婚約者の女性は最初の方は気が強い印象で怖かったんですけど、詐欺師の前では徐々に女性になっていくんですよね…。

どうして私が面倒観なくちゃいけないの!?みたいに不満を言いながらも心配して様子を見に行ってしまう所に魅力が出てるなあと思いました。ぶっちゃけ好きです。

正直、作中で一番美人だと思いました…。

まとめ

愛の不時着はコメディ要素も恋愛要素もレベルが高くて本当におすすめです!

しかもその多くの面白い設定を主人公が北朝鮮へ行くというだけで全部無理なく入れている所がさらに良い所だなと思いました。

正直、ドラマの本筋は恋愛ものなので、女性の方が楽しめるストーリーかなと思いました。

ただ、それ以外に陰謀や笑いが多く、北朝鮮の生活自体が興味を引く作品なので

誰が観てもどこかには刺さる要素があるなあと感じました。